降圧レギュレータの使用方法や使用するコンデンサの意味についてまとめておきます。
今回はNJM2872AF33という降圧レギュレータを使用し、3.7Vの電圧を3.3Vまで降圧してからモジュールに印加するという流れで使用しました。
そこでバイパスコンデンサ等を接続するのですが、これらのコンデンサの意味を使用例とともに紹介します。
NJM2872AF33のデータシートのURLは以下の通りです。これを参考にしました。(https://www.mouser.jp/datasheet/2/294/NJM2871_NJM2871A_NJM2872_NJM2872A_E-1375651.pdf)
今回は以下のように使用したため、合計3つのコンデンサを使用しました。
1)入力コンデンサ0.1μF
この入力コンデンサはリップル電圧を抑えるために使用されるコンデンサです。リップル電圧とは、電源のON/OFFの切り替え時に発生してしまうノイズ(波)のことを言います。基本的に設定されている入力コンデンサ以上の値のものを使用するといいとされています。
2)出力コンデンサ1.0μF
この出力コンデンサは、入力部の同様に安定動作のために使用されるコンデンサです。
もし小さい値のコンデンサを使用すると位相の不足により過剰な出力ノイズやレギュレータの発振が発生してしまう可能性があります。
大きい値のコンデンサを使用することでリップルノイズや出力ノイズが低減され、出力が安定します。
3)ノイズバイパスコンデンサ0.01μF
これもノイズを低減するためのコンデンサになります。出力コンデンサと同様に値が小さいと発振につながる可能性があるので少し大きいものを使用するといいかもしれません。