ボーレート(baudrate)と転送速度(bps)について

こんにちは

電子工作等する時によく聞くボーレートと転送速度について今回は調べたいと思います。言葉としては大体どんなものか想像つくのですが、数値で見てもどのくらいが良くてどのくらいが悪いのかわからないため、それを重点的に勉強したいと思います。

 

まずこれらはシリアル通信においてデータの転送速度を設定する際のパラメータです。

早速それぞれについて調べたことをまとめます。

 

ボーレート

 ボーレートは「変調回数」を示すものです。例えば100baudでは1秒間に100回変調しているということを示します。

 データ転送における変調とは、搬送波の振幅・周波数・位相などを送信するデータの0と1に対応する状態に変化させることを言います。データ送信時に変調し、受信時に復調します。したがって1秒間にたくさん変調することができればそれにかかる時間も減る、つまり早く通信できるということです。

 ただし注意しないといけないのが、必ずしも1回の変調で1ビットを示すわけではないのです。つまりボーレートと転送速度は同じではないということがわかります。

 

ボーレートについてよくわかったところで、具体的な数値についてまとめていきます。

基本的に設定できる数値として

110,300,1200,2400,4800,9600,19200,38400,57600,115200,230400

があります。

その中でも9600が基準であるとされています。しかしこれでは少し遅いという数値であるそうです。したがって高速にしたい場合、115200に設定すれば十分早い速度で通信できると考えられそうです。

 

 

転送速度(bps

転送速度は1秒間にnビットの通信を示すものです。

基本的にボーレートよりこっちを使用することが多いかもしれません。